しょうもないや

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花組公演「ポーの一族」を観ました

宝塚歌劇団花組の公演「ポーの一族」を観ました。端的に言うとめちゃくちゃめちゃくちゃによかったです!!全世界のみなさんに観てほしいです!!!!!!!!!



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興奮が冷めやらないので、思い出せる限りで思い出せることを書き出していこうと思い、しばらくぶりにブログ管理画面を開きました。まだあたまがこんらんしているので、わけもわからない事ばかりグチャグチャと書いてしまうと思います。脳直メモです。

本当は、昨年末に観た「ひかりふる路」「SUPER VOYAGER!」(これも本当の本当に良かったので是非観て下さい!2018年1月現在東京宝塚劇場で公演中です!)、年明けにDVDで観た14年花組の「エリザベート」などの感想も書き留めておきたいのですが、
今はどうにもこうにも「ポーの一族」のことしか考えられないので、まずは「ポーの一族」の話をしたいと思います。
わたしは、2016年末の「金色の砂漠」で、初めて宝塚を観ました。そこからいくつかの公演とDVDとを観たことがあるだけの、ペーペーもぺーぺーな新規ファンです。その辺りを踏まえた上で、生暖かく見守って頂ければ幸いです。
どう感想を書いていけばまとまりやすいかな、と考えた結果、ジェンヌさん毎にまとめることにしました。その他のことは最後にまとめようと思います。
追加でなにか思い出したり、2/1にもう一度公演を観た時にあたらしく感想を抱いたりした時には適宜加筆修正をします。ストレスかなにかの為にお財布も顧みず2/1の追いチケットを取ったわたしはえらい!もう一度なまで観られる!最高!!

2/1もビシャビシャに泣きました!柚香光さんを応援すると決めた……。

そして御察しだとは思いますが、語彙力がよんさいじかつネットヘビーユーザーのそれになりますのでご注意下さい。耐性のある方はそのままどうぞ。


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みりおさん

本当に人間離れしたうつくしさでした…。登場シーンでみりおさんの姿を見た時、鳥肌が立ちました。人智を超えた美貌でした。まるで絵画のようで、仕草のひとつひとつが美しくて、同じ人間とは思えませんでした…(同じ"人間"の役ではないので大正解だと思います)。本当に美しくて、みりおさんが舞台上にいらっしゃる時はいつも目で追ってしまいました。それでも中身は、孤独な、ただの少年であるので、反抗することがあったり、苦悩をすることがあったりと、とても繊細な少年らしさが見えて素晴らしかったです。苦悩する美少年は最高だと改めて思ったし、世界の宝たる苦悩する美少年のみりおさんを観るために絶対にチケットを取って観劇に行ってください!!!、!!!!!!!!まだ人間であった頃に、妹のメリーベルちゃんに優しく語りかけるシーンとか、村の子供たちと話すシーンなどでは、男の子らしさがいっぱいでかわいかったし、聖ウィンザーに居るシーンでチョコチョコと走られていたのがかわいかったです…。そして聖ウィンザーの制服はかわいいですね?!聖ウィンザーに感謝…。どこ見て歩いてんだよ、の小悪魔美少年的チョッピリいじわるな声色がツボです…。ぷりぷりしていた傲慢なふつうの少年たるアラントワイライトさんとのギャップ…。アラントワイライトさんがメリーベルちゃんに婚約を申し込みに来た後のシーンで、ソファに座るアラントワイライトさんの脚の間に脚をドンと入れられるところはすごくなんとも言えないときめきでたまりませんでした…。後繊細かつ苦悩する美少年のそのこころのうごきを歌声や声色や表情で繊細にうつくしく表現する事が出来るのが本当にすごいと思いました。瞳の青さを節々で感じるたびにドキドキしました。アラントワイライトさんを迎えに登場したシーンにも鳥肌が立ちました…。原作まま過ぎる………。フィナーレの桃色の衣装もフリルがすごく可愛かったです!あのフェミニンなお衣装であれだけ凛々しくて美しくて格好いいのがすごい…。あと先にツイッターで見かけてはいたのですが、生で見る前髪をおろした姿が可愛くて可愛くてとにかく可愛かったです…。予習をしていなかったら、脳にダイレクトアタックをうけてLPがゼロになっていたところだった……。直前まではお耽美なこの世のものならざる美少年だったのに、突然美しくてセクシーで色っぽい美青年になられていて、ヒュッと息を呑みました。本当に同一人物なのか…?振り幅がジェットコースター…。仙名さんとのデュエットダンスのラストで、仙名さんの御御足を顔の横まで持ち上げてキスをするところが本当にセクシーで大好きです。公演前のご挨拶で、みりおさんからあけましておめでとうございますのお言葉を頂けたので、今年は良い年になる事が決定しました。


柚香光さん

一幕はすごい…あかちゃんでした…(おたく特有の大げさすぎる表現)。一緒に観に行ったお友達と、ずっと幕間の時にあかちゃんや…メッチャあかちゃんやった……と話していました(?)。いや実際にはあかちゃんではなくて年相応な美少年だったのですが、ワガママであったり傍若無人に振る舞ってみたりグズグズだったり苦悩したり、とにかく幼い少年らしさが詰まっていました。柚香さんもみりおさんに負けないくらいの美貌の持ち主だと思っているのですが、みりおさんには人外的な、この世のものならざる美しさを感じ、柚香さんには、どこまでも人間らしい美少年の美しさを感じました。あとこれはサビなので何度も繰り返すのですが、やっぱり苦悩する美少年は最高です………。エドガーがバンパネラだと判明するシーンや、階段から突き落としてしまったシーンなどの嘆き苦しむ演技が良かったです。あの慟哭するシーンでつられてもらい泣きしてしまいました。滑舌や音程にチョッピリはらはらしながら観ていたりもしましたが、のびしろがあるということはつまりこれからもっと素敵に輝けてしまうということで、ワクワクが止まりません!(2/1に2回目のポー観劇に赴いたのですが、贔屓目もありますが歌がとても聴きやすくなっていたように思いました!成長している!!嬉しい!好きです!!!!!!!!)ギムナジウムのシーンで、エドガーに対してはエドガー!♡とでも言うくらいにニコニコしながら対応をしていたのに、去り際にエドガーに話しかけていた少年達にとても冷たい視線を投げかけていたところがすごく…moeでした…。フィナーレ前ではエドガーと2人でゴンドラに乗っていたけれど、本来あれは娘役さんとトップさんとが乗られるものなのでは?と思ったし、実質ヒロインなのでは…?みたいなことも考えてしまいました(?)。ゴンドラのシーンの途中でキュッと手をにぎり合うところがとても…とても……筆舌に尽くしがたいときめきでした……。そして何よりも何よりもフィナーレです!!!柚香さん、今回の公演ではセンターで踊るシーンを頂けていて、かつそれがめちゃくちゃの本当の本当の本当に格好良かったんです!!!!柚香トワイライトさんのあかちゃんさは何処へやら、俺を見ろ!とでも言うような表情と華やかさとキレとパワーのあるギラギラした格好良いダンスでした。あまりに格好良すぎて、音も立てずにビシャビシャに泣いてしまいました。ダンスを見て泣いたのははじめてです。本当に本当に格好良かった……。好き………。全世界が恋に落ちてしまう……。あの柚香さんの格好良いお姿をもう一度観ることが出来るのだと思っただけで、また泣いてしまいそうです……。(2回目の観劇でもベショベショに泣きました…格好良い……好きです…………。)お孫さんになって頂きたい…応援していきます…………………。


仙名さん

歌声がまさにディズニープリンセスでした…。お歌とお声がとても澄んでいて綺麗でした。純粋に永遠の愛を語る姿や、お医者さんとのいけないシーンでの妖しい色気や、撃たれてしまった後の具合の悪い様子も、全て説得力があって演技が上手だなと思いました。エリザベートに出てきた精神病の女性や、新源氏物語の役など、本当に多彩な演技が出来る方なんだなと感じました。最初は母性や愛に溢れる女性…と思っていたのですが、段々と時が経つにつれて、一族の存続と繁栄のために生きる人ならざる女性、という風に変わっていくように見えました。安心感と安定感がものすごかったです…。すごいひとだ…。


水美さん

前からチョッピリ気になってはいたのですが、今回はこれまで以上に目で追ってしまいました!メガネが好きなので、とても似合われている素敵なメガネ姿に眼福でした…。水美さんもとても端正で美しいお顔立ちをされている…。鼻筋のきりっとしたラインの造形が素晴らしすぎます…。表情が豊かで、演技を見ていてとても楽しかったです。フィナーレで、みりおさんがセンターになられた時に柚香さんの前でヤン……みたいな座り方をされていたのがめちゃくちゃに格好良かったです!あと柚香さんセンターのダンスの時に、柚香さんとシンメのようになっていてもえました…。オラオラみのある美形な同期2人のシンメめちゃくちゃかわいかった(ダンスはめちゃくちゃ格好良かった)です…!!!


華優希さん

かわいい……!!!まさしく、永遠の少女そのものでした!!あんなに清らかで少女らしい女の子を演じられるのはすごいなと思いました。ちょっぴりたれ眉気味なお化粧もかわいかったです。アラントワイライトさんがメリーベルちゃんのお部屋に来た時、しょ、少尉…!と思ってしまいました(?)少尉にまた会いたい…。TCAさん本当に何卒心よりよろしくお願い申し上げます……。


名前と顔を覚えるのが致命的に苦手なので、大変失礼ながら鳳月さんの名前と顔が一致していなかったのですが、脚の長さからはいからさんの青江さん役の方だと気がつきました。本当に美脚…。ニヒルでセクシーな色男が本当に似合っていて素敵でした。見る度に好きになってしまう…。こころもてあそばれたい…。涼やかでノーブルなお顔立ちなので、ぜひ芹香さんとのシンメが見たい…と思ってしまいました…。

花売りの娘役をされていた音くり寿さん、金色の砂漠を見た時にかわいいな〜〜とぼんやり思いながら見ていたのですが、今回のソロのシーンで、澄んでいる綺麗なお声をされていてとても素敵でした。

じゅりあさんも、強め美形なお顔がとても好きなんですが、綺麗な奥様でドキドキしました…。横顔や鼻筋の美しさが国宝だと思います。好き…。


今回は酒の勢いで応募したら当選したS席(ボンビ〜学生なので普段はB席などで観ています)での観劇だったので、座席に着くやいなやきがくるう…むり…などの発言を繰り返しておりました。実際美しさにきがくるいました。絵画…。一族に対して、まるで完璧な一枚の絵画のような美しさですね!というようなセリフがあったと思うのですが、わ、わかる〜〜!!とわかりみで薔薇が生えそうでした。この世のものとは思えないような美しさの皆様が今この場に生きていて、それを目撃しているのだなという幸福と興奮にかえられるものは無いなと思いました…。生での観劇、もうやめられない……。

お友達に原作のマンガを貸してもらったものの、時間配分がぐだぐだになり最後の方は急いで読んだのですが、絵が美しすぎるのに気を取られて一巡目では話しをパーフェクトに理解するまで至れませんでした。しかし、今回の公演では、原作にあるお話を時系列順に繋げて組み立てて頂けていたのですごく理解しやすかったです。小池先生に感謝。

あとラインダンスの時に、「ポーの一族」のネオンサイン(で名称は正しいんですかね?)がレインボーカラーにきらめいているのはちょっとおもしろポイントでした。七色の一族…。最近ツイッターで、パチンコ屋さんのパのネオンサインだけがマルの為に消えやすいというツイートを見かけたこともあり、「ポーの一族」の中ではポが一番消えやすいのかな、などとぼんやり思いながら見ていました。

ポーの一族」のフォントが(フォント警察ではないのでわたしは何のフォントであるかを正確には察せなかったのですが)、もしもゴシック体だったらのばすぼうと1の区別がつかなくて不思議なことになるね、という話をしていたら、後から見たパンフレットでも、萩尾先生が似たようなお話をされていてちょっと笑いました。ぽいちのいちぞく。

公演ドリンク、酒カスなので迷わずにバラのエナジーを頂いたのですが、ノンアルコールドリンクの説明文にみりおさんの好きなミルクを使用しましたと書いてあって美とのギャップにときめきがすごかったです。かわいい…。バラのエナジーは飲みやすくでゴクゴクいけました!お耽美らしからぬ表現!2回目の観劇ではミルクを飲んだのですが、バラ香る甘いミルクでとても心穏やかになりました。ミルクが好きなみりおさんかわいい…。

わたしはまだ、生でベルサイユのばら関連の公演を観たことがないのですが、今回の公演のフィナーレの衣装の華やかさは、それに匹敵するのではないか、と思うくらいに華麗で豪華で華やかでした!貴族の方々のお召しになられるようなふんわりとしたドレスはやっぱり可愛いですね…!永遠の憧れ…!


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とにもかくにも、全世界のひとにみりおさんのエドガーの人間離れしたうつくしさと苦悩する美少年の素晴らしさを見てほしいし、ぐずぐずでどこまでも人間らしかったアラントワイライトさんと、本当に同一人物か?というくらいに格好良かった柚香光さんを見てほしいです…。お願いだから見てください…………。

何が何でもB席最後列でも当日立ち見券でもチケットを手に入れて、この最高の、今しか観ることの出来ない「ポーの一族」をなまで観て下さい!よろしくお願いします!わたしからは以上です!2/1も楽しみ!!